「浅草貴乃」では、白木のカウンターに付け台が似合う寿司職人がつくりだす居心地の良い空間で、美味しい江戸前寿司を召し上がっていただけます。
日本の伝統食である握り寿司は、江戸時代に登場したといわれています。
当初は、現在の様に店舗を構えるスタイルでは無く、屋台で売られることがほとんどだったそうです。
外売りの屋台が江戸中にあふれ、酒の肴や気取らない軽食として、握り寿司は江戸の庶民に広く親しまれていました。
その後、店舗を構える寿司屋も現れていきますが、明治になっても寿司の屋台は多く残っていたそうです。
また、店舗で商売をする寿司屋が登場しても、店舗で商売をするのは昼だけで、夜は屋台を出していた寿司屋も多くあった様です。
今日の寿司屋のカウンターは、この屋台のカウンターが店の中に入ったという流れで登場しています。
カウンターひとつとっても、江戸時代からの伝統が連綿と引き継がれているのが江戸前寿司の面白い所でもあります。
ちなみに、屋台での寿司職人は、握り、お茶出し、勘定の支払い作業と一人でこなしていました。
寿司屋の湯飲み茶わんが大きくなったのは、屋台では人手がたりないので、お茶を何度も入れなくてすむように、湯飲み茶わんを大きくしたともいわれています。
当店では、素材の味を大切にしながらも、手間ひまをかけた伝統の江戸前寿司を握っております。
浅草周辺でのお食事なら、カウンター席で江戸前寿司を味わえる「浅草貴乃」をぜひご利用ください。