「浅草貴乃」は浅草の地に店を構えて創業35年になる、江戸前寿司の店です。
長年に渡り地域の方や観光でお越しの方など、国内外問わず多くのお客様にお越しいただいております。
お客様との一期一会を大切に、握り一貫に当店の味と技の全てを注ぎ込んだ、江戸前寿司を提供させていただきます。
「浅草貴乃」は、カウンターで寿司職人が寿司を握る、本格的な江戸前寿司のお店ですので、お客様との会話も大切にしております。
お客様との会話の中で、特に外国人のお客様からよく聞かれる内容に、店頭入り口前にある 「盛り塩」についてのご質問があります。
「盛り塩」については、諸説ありますが、当店ではそのひとつである中国の故事についてお話をさせていただいております。
古代、中国においては、皇帝には沢山の妻がいて、夜になると牛車で彼女たちのもとへ通っていたそうです。
どの妻の元を訪れるのかは毎晩の悩みどころだったので、皇帝は牛が止まった所をその夜の宿にしていました。
そこで、ある女性が、皇帝を乗せた牛車が自分の家の目の前で止まるように、牛の好物である塩を戸口に置いてみたそうです。
その結果、牛が塩を舐め続け、動こうとせず、彼女は皇帝の寵愛を一身に集めることができたというお話です。
そこから、盛り塩はチャンスを招く、副を招く、お客様を招くと考えられるようになり、日本にも広く広がったようです。
当店でも、お客様へのおもてなしの気持ちと、縁起担ぎの意味を込めて、店頭を掃き清めた後に「盛り塩」を置いています。
そういった色々なお話をしながら、お客様との会話ができるのも、伝統的な寿司屋ならではの楽しみかと思います。
浅草の有名店で江戸前寿司を食べるなら、「浅草貴乃」をぜひご利用ください。